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捻挫

捻挫の施術の流れ
捻挫では靭帯を損傷するため、関節が不安定になり、きちんと治療を施さないと再負傷(いわゆるクセ)を起こしやすくなります。
軽度の捻挫は靭帯の微細な損傷になり、包帯orテーピングによる固定で十分に回復します。中度以上での損傷では部分断裂が認められ疼痛が著明なため、着脱可能なギプス固定をすることによって靭帯を回復させます。
捻挫をしてしまった部位によっては関節の位置を整えてから固定を必要とするため、その時はきちんとアライメント(軸)調整を施し、固定を施します。

肉ばなれ

肉離れとは、急激に筋肉が収縮した結果、筋膜や筋線維が損傷することです。損傷の程度により、軽度(筋間損傷)、中等度(部分断裂)、重度(完全断裂)などに分類されます。
スポーツをしている際に、筋肉が収縮している時に強制的に引き伸ばされることにより発生することが多く、太もも(大腿四頭筋、ハムストリングス)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)での肉離れが非常に多いです。
発生する原因として、筋肉の疲労の蓄積、同じ箇所での再度負傷、ウォームアップ不足、急激な気温の変化、体調不良、拮抗筋とのアンバランス、柔軟性の欠如などが存在します。肉離れの症状として自発痛や運動痛です。強い痛みのために関節を動かせないこともあります。重度の場合は筋肉の陥凹(くぼむ)が確認できます。

治療として、急性期には速やかにRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を徹底します。
炎症が治まるのを確認出来しだい物理療法や手技療法により、循環回復させながら拘縮した筋を柔らかくしていきます。
また、損傷の程度によりギプス固定、松葉杖による免荷歩行を施します。

アキレス腱断裂

主に30~40歳代に多く、近年のスポーツ愛好家の増加に伴い、本症例も増えてきています。バレーボールやテニス、バスケットボールや陸上競技など急激なターンやジャンプするスポーツに多いが、その根本には下腿部からアキレス腱の筋緊張の存在があるために起こりやすいです。
受傷部には患部を殴られたような感覚があったり、バチンッという断裂音が聞こえることもあります。受傷後から足関節の底屈(爪先立ちの動き)が出来なくなります。

当院の治療としては、まず触診にて受傷部位の特定と重症度を検査いたします。その後、着脱式の固定具を製作し、経過観察をしていきながら目安としては約7~8週間固定します。そして経過を診ながら早期のリハビリ(歩行訓練)を受傷後約1週間以内に開始していきます。

打撲

打撲とは、身体に何かがぶつかったり、転倒などで負傷する外傷で、一般的には「打ち身」などと言われます。
症状として、患部の腫れ、内出血、発熱です。重症度合いにより炎症症状の強弱には大きな差があります。軽症の場合には、初期の時点でアイシングなどを行うことで早期に改善する場合も少なくないですが、筋肉部への強い打撲になりますと、そこに大きな負荷がかかると鋭い痛みが生じたり、骨が皮膚の直下にある部位での打撲になると骨膜損傷が起きます。骨折をただの打撲と判断して放置し、痛みが引かず来院されて発覚することもあるので、強い痛みや腫れ、内出血がある場合には早急に患部を冷却して来院してください。

当院では骨折との鑑別診断、固定、関節運動に対するアプローチなどの打撲外傷に対する治療を行っております。
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